クラウドソーシング 【crowdsourcing】

概要

クラウドソーシング(crowdsourcing)とは、インターネットを利用して不特定多数の人に業務を発注したり、受注者の募集をうこと。また、そのような受発注ができるWebサービス。“crowd” (群衆)と “sourcing” (調達) の造語で、クラウドコンピューティングの “cloud” とは関係ない。

発注元の事業者はクラウドソーシングサイトで業務の内容や発注条件などを告知し、サイトの加入者の中で希望する人が応募する。発注元は最も適任と思われる応募者に業務を発注する。納品後、発注者はサイト側に一定の料率や料金の仲介料を、受注者に委託料を支払う。

デザインや制作物の依頼などでは希望者が作品を投稿し、発注者が気に入ったもの(だけ)を選んで買い取る、いわゆるコンペ形式(コンペティション型)の発注形態が取られることもある。

発注側にとってはこれまで取引のなかった個人などに低コストで業務や制作を発注することができ、受注側も最も困難で手間のかかる取引先の開拓をサイト側に任せることができる。フルタイムで業務に専従することが難しい副業や在宅などの働き方でも受注側として参加できる利点もある。

(2019.7.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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