REVOKE文 【REVOKE statement】

概要

REVOKE文(REVOKE statement)とは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作する言語であるSQL(Structured Query Language)に用意された構文の一つで、GRANT文で与えた権限を抹消するもの。

GRANT文を用いてユーザーロールなどに対して与えたシステムオブジェクトなどへ対する操作権限を取り消すことができる。ユーザーに与えられたロールを剥奪するのにも用いられる。

基本的な構文は「REVOKE 権限 ON オブジェクト名 FROM ユーザー名またはロール名」で、指定されたユーザーロールから、オブジェクト名で指定したオブジェクトに対する操作権限を剥奪して実行できないようにする。権限は「SELECT」「CONNECTION_ADMIN」などSQL文システム権限の名前で指定するか、「ALL」(またはALL PRIVILEGES)ですべての操作を指定する。

取り消すことができるのはGRANT文で与えた権限のみで、システム上あらかじめ与えられている権限や、(ロールを通じてユーザーに付与された権限など)他の方法で与えられた権限などはREVOKE文で抹消することはできない。

(2022.8.8更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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