ADO 【ActiveX Data Objects】
概要
ADO(ActiveX Data Objects)とは、Windows上で動作するソフトウェアから統一的な方法でデータベースを操作、参照するためのソフトウェア部品のパッケージ。また、その機能を利用するための呼び出し規約(API)の体系。米マイクロソフト(Microsoft)社が1996年に発表し、主要なソフトウェアを提供している。同社が策定した「OLE DB」仕様に基いて開発されたデータアクセスのためのソフトウェア部品(OLE DBプロバイダ)をActiveXコントロール(COMコンポーネント)として利用できるようにしたもので、様々なソフトウェアやプログラミング言語から共通の方法で簡単にデータベースにアクセスすることができる。
同社をはじめ各社の主要なリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)製品が提供しているOLE DBプロバイダを利用できるほか、表計算ソフトのワークシートやCSVファイルなどを含む様々な形式のデータに同じ手順でアクセスすることができる。.NET環境(.NET Framework)では後継となる「ADO.NET」を利用する。
(2024.1.16更新)