ADO 【ActiveX Data Objects】

概要

ADO(ActiveX Data Objects)とは、Windows上で動作するソフトウェアから統一的な方法でデータベースを操作、参照するためのソフトウェア部品のパッケージ。また、その機能を利用するための呼び出し規約(API)の体系。米マイクロソフト(Microsoft)社が1996年に発表し、主要なソフトウェアを提供している。

同社が策定した「OLE DB」仕様に基いて開発されたデータアクセスのためのソフトウェア部品(OLE DBプロバイダ)をActiveXコントロールCOMコンポーネント)として利用できるようにしたもので、様々なソフトウェアプログラミング言語から共通の方法で簡単にデータベースアクセスすることができる。

同社をはじめ各社の主要なリレーショナルデータベース管理システムRDBMS)製品が提供しているOLE DBプロバイダを利用できるほか、表計算ソフトワークシートCSVファイルなどを含む様々な形式のデータに同じ手順でアクセスすることができる。.NET環境.NET Framework)では後継となる「ADO.NET」を利用する。

(2024.1.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる