INSERT文 【INSERT statement】 INSERT INTO

概要

INSERT文(INSERT statement)とは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作する言語であるSQL(Structured Query Language)に用意された構文の一つで、テーブルに行(レコード)を追加するもの。

基本的な構文は「INSERT INTO 表名(列名1, 列名2, …) VALUES(値1,値2,…)」というもので、列名1に値1、列名2に値2という具合に、指定された順に各列に値が代入された新しい行が追加される。列名の指定を省略するとテーブル作成時に定義された順序に従って値が代入される。

DBMSによっては特定の値の代わりに「DEFAULT」を指定することで、その列のデフォルト値(何も指定しなかったときの初期値)を指定することができ、VALUES句を「VALUES DEFAULT」とすることですべての値をデフォルトにすることもできる。

(2021.6.2更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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