DVD-ROMドライブ 【DVD-ROM drive】

概要

DVD-ROMドライブ(DVD-ROM drive)とは、光学ディスクDVDに対応したドライブ装置のうち、DVDに記録されたデータの読み出しのみに対応したもの。書き込み機能はなく、映像などの再生専用の機器やDVD初期のコンピュータドライブに採用された。

DVDは直径12cmの樹脂製の円盤に光学的にデータを記録する記憶媒体で、初期の規格では工場でのディスク製造時にデータを記録し、利用者側では読み出しのみが可能な「DVD-ROM」仕様が一般的だった。

DVD-ROMドライブはDVDの読み出しのみに対応したドライブ製品で、内部の中心軸(スピンドル)にディスクセットし、高速で回転させながら光ピックアップでレーザー光を照射し、反射光をセンサーで読み取ってデータを読み出す。再生専用のDVDプレーヤーの内蔵ドライブや、パソコン向けの安価なDVDドライブなどが該当する。

DVDより一世代前のCDデータの読み出しにも対応しているものがほとんどである。追記型のDVD-R/DVD+Rや繰り返し記録型のDVD-R/DVD+R/DVD-RAMへのデータ記録機能は無いが、これらのディスクに記録済みのデータの読み出しはできる。ただし、DVD-ROMと記録型DVDでは光学的な特性が異なるため、古いDVD-ROMドライブでは記録型DVDをうまく読み取れない場合がある。

(2024.1.7更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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