ウォークスルー 【walk-through】
概要
ウォークスルー(walk-through)とは、連絡通路、立ち稽古、リハーサル、実地検証、通り抜けられる、などの意味を持つ英単語。文字通り(物理的に)「歩いて通り抜ける」ことから派生する意味と、比喩的に、一連の手順を通して行うことや段階的に進めることなどを意味する場合がある。レビュー手法のウォークスルー
システム開発の分野では、開発プロジェクトのメンバーが一堂に会し、仕様や構成の問題点を探したり解決策を討論したりする作業のことをウォークスルーという。
正式なレビューなどとは異なり、必要に応じて短時間開催されるインフォーマルな検討会で、プロジェクトの管理者は参加せずに作業者のみで開かれる場合が多い。特に要件定義や仕様策定、設計などの上流工程で行われることが多い。演劇の分野で話の流れを確認するための立ち稽古や通し稽古から派生した用語とされる。
3DCGのウォークスルー
3次元グラフィックス(3DCG)やバーチャルリアリティ(VR)、ビデオゲームなどの分野では、立体的に描画された建造物や仮想空間を、実際にその中にいる人物の視点で自由に動きまわって眺めることができる表現手法をウォークスルーという。
自由に移動しながら好きな場所を好きな角度から見ることができる。大規模な建築物の設計などで、完成後に内部がどのように見えるかプレゼンテーションする際などに利用されている。
(2019.6.23更新)