コードレビュー 【code review】 ソースコードレビュー / source code review
人間の書いたプログラムコードには、単純な誤記や根本的な論理の誤り、設計時に策定された仕様や要求の未達成、目的通りに動作はするが効率や性能の悪い構造、資源の浪費や不必要な冗長さ、潜在的に外部からの攻撃に悪用可能な脆弱な箇所、他の人が見て動作を理解しにくい箇所、コーディング規約に従っていない記述など、様々な誤りや問題点が含まれることがある。
これらは本人による検証では見落としたり、問題を認識できない場合があるため、別の開発者にコードを渡し、様々な観点から調査、検討を行ってもらうことがある。これをコードレビューという。
コードレビューを実施することで、開発者個人の力量に依存せず組織的にコード品質を一定に保つことが期待され、思い込みや見落とし、個人的な癖により不良箇所が生じたり、後で別の人がメンテナンスしにくくなることを防止する。
また、開発チーム内でレビューを行うことで、お互いの担当範囲について理解を深めてチーム内の連携を強化したり、人に見られることを前提に分かりやすい論理や記述を心がけるようになる(可読性の向上)などの効果も期待できる。
(2020.4.20更新)