類推法 【類推見積り】
過去に類似の事例が存在する点についてはその事例の実績値を採用し、事例がない点については経験や勘を元に見積もっていく。
そのプロジェクト特有の事情などは反映されにくく、精度は担当者の知識や経験に大きく左右される。過去に類例の乏しい特殊な案件や新しい種類の案件など、類推が難しい場合もある。
要件や機能などが明確に定義される以前の初期の段階でも適用可能なため、詳しい状況が確定する以前の企画の初期に見積もりが必要な場合に用いられることがある。精度が低く客観性や根拠にも乏しいため、要件定義以降の詳細な見積もりには適さないとされる。
(2020.3.19更新)