COTS 【Commercial Off-The-Shelf】 商用オフザシェルフ
概要
COTS(Commercial Off-The-Shelf)とは、市販されている既製品のこと。また、製品開発や調達などの際に特注品に替えて市販品を取り入れること。もともと独自開発や特注品が多く慢性的なコスト高に悩んでいた航空宇宙産業や防衛産業で用いられていた用語で、十分な品質や機能を持つ市販の民生品を活用し、開発スピードの向上やコストの削減に繋げることを意味する。
IT分野では機器やソフトウェア、情報システムなどの開発や製造、調達などにおいて、一部または全体に市販の既製品を採用することをCOTSという。また、ある特定の用途に限定して開発、製造された専門的な製品と対比して、汎用的な市販品の組み合わせで同じ用途のシステムを構築することをCOTSと呼ぶこともある。
(2020.8.29更新)