読み方 : トゥービー

To-Be【ToBe】

To-Beとは?

情報システム開発や業務改革において、将来構築すべきシステムや導入後の業務プロセスの理想像、あるべき姿を表す概念。現状とのギャップ分析を通じて開発要件や改善方針を導き出す際の基準となる。
To-Beのイメージ画像

情報システム開発の上流工程では、現行の業務フローや既存システムの実態を「As-Is」モデルとして整理する。その上で、課題や非効率を解消した将来の状態を描いたものを「To-Be」モデルと呼ぶ。要件定義や業務設計の段階で参照され、関係者間で目標像を共有するための共通の基準として機能する。

As-IsモデルとTo-Beモデルの差分を調査する作業は「ギャップ分析」(gap analysis)と呼ばれ、その結果は開発対象の範囲や優先順位、実装方針の判断根拠となる。現状の何を変え、何を維持するかをこの差分から読み取ることで、システム開発や業務設計の方向性が具体化される。

To-Beモデルは、技術的、予算的、組織的な制約を一切考慮しない純粋な理想像として策定されることがある。この場合、To-Beをそのまま開発目標とすることが現実的でないため、実現可能な範囲に絞り込んだ「Can-Be」モデルを別途定義することがある。To-Beが「こうなりたい姿」であるのに対し、Can-Beは「現実的に到達できる姿」を示すものと位置づけられる。この区別を設けることで、段階的な移行計画の策定や限られたリソースの中での優先順位付けが行いやすくなる。

(2026.6.18更新)

他の辞典等による「To-Be」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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