読み方 : ないぶせっけい
内部設計【internal design】
概要

内部設計は外部設計と実装(コーディング)の間に位置する。外部設計が利用者から見た機能や画面構成、操作方法、入出力仕様を定めるのに対し、内部設計ではそれらをプログラムやシステムとして実現するための技術的な仕様を確定させる。
主な設計内容として、システムをどのようなモジュールやサブシステムに分割するか、各部分が担う処理の内容、モジュール間のインターフェース仕様、データの受け渡し手順などがある。扱うデータの構造やファイル形式、データベースのテーブル定義、エラー処理の方針なども、この段階で決定することが多い。
成果物としてモジュール構成図や処理フロー図、データ定義書、テーブル定義書、インターフェース仕様書などが作成される。これらは実装担当者への指示書となるとともに、テスト担当者が試験項目を作成する際の基礎資料や、保守・運用のためのドキュメントとしても利用される。
内部設計の範囲は組織や方法論によって異なる。一般的なウォーターフォール型開発では、要件定義、外部設計、内部設計、実装、テストという流れの中に位置付けられる。しかし、システム全体の構成要素と各部の関係を定める段階のみを内部設計とし、個々のモジュールの処理手順やアルゴリズムを定める段階を「詳細設計」や「プログラム設計」として次工程に分離する考え方もある。アジャイル開発では、内部設計が独立した工程として明示されず、実装やテストと並行して段階的に仕様を詳細化していく形が取られる。
(2026.6.14更新)