読み方 : きょうりょくがいしゃ

協力会社【ビジネスパートナー】business partner

別名  :BP/協力企業

概要

協力会社とは建設・建築業界やITシステム開発業界において、顧客から事業を受注した元請け企業が業務の一部を委託する外部企業のこと。対等なパートナーとして協力し合うという意味合いを込めてこう呼ばれる。
協力会社のイメージ画像

これらの業界では、顧客から案件を直接請け負った元請け企業が、すべての工程を自社だけで完結させることは少ない。専門性の高い工程や周辺的な作業は外部の企業や個人事業主に発注し、複数の企業が分担して業務を進める形が一般的である。このときの委託先を協力会社と呼ぶ。

業務の専門分化が進むこれらの業界では、元請け企業が社内に保有していない技術や資格、設備を外部に依存するケースが多い。協力会社が担う業務は、元請け企業が代替できないものであることも珍しくなく、プロジェクトの遂行に不可欠な存在として扱われる。

元請け企業と協力会社の契約形態は一様ではなく、業務の成果物に対して報酬を支払う請負契約のほか、システム開発の現場では技術者を常駐させるSES契約や派遣契約なども用いられる。開発プロジェクトでは、要件定義から実装、テスト、保守運用まで工程ごとに異なる企業が関与することも多い。

協力会社が別の企業に業務の一部を発注する場合、その委託先は「三次請け」と呼ばれ、そこからさらに四次請けに発注するといった多重下請け構造が形成されることがある。建設業界では法令により再委託に一定の規制が設けられているが、IT業界では商慣行として何重もの再委託が常態化しており、発注の階層が深くなるほど労働条件や報酬が低下しやすいとして問題視されることもある。

(2026.6.22更新)
 

他の辞典等による「協力会社」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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