読み方 : うんようテスト
運用テスト【operational testing】導入テスト
別名 :オペレーションテスト/OT
概要
運用テストとは、システムやソフトウェアの開発における最終段階で実施されるテストで、本番稼働と同等の業務環境・運用体制のもとでシステムを動作させ、実際の業務に支障なく利用できるかを総合的に確認するもの。

一般的には、そのシステムを業務で使用する発注元の担当者や運用管理者が主体となって実施する。テスト計画は実際の業務手順や本番データに近いテストデータをもとに組み立てられ、日常業務を模したシナリオに沿って検証が進められる。実際の現場で業務に使えるかを評価する工程として位置付けられる。
主な検証事項は実装された機能の正否だが、それだけでなく、画面操作のしやすさ、帳票・データの出力内容、関連システムとの連携状況といった業務適合性も同時に確かめる。操作に対する応答時間や処理性能の計測、大量データや同時アクセスによる高負荷時の耐久性確認など非機能要件を対象とする場合もある。
さらに、入力ミスや誤操作、ハードウェア障害などを意図的に発生させ、エラーメッセージの表示や復旧手順の妥当性を評価することもある。日次・月次処理やバックアップ、データ移行など、運用段階で必要となる作業手順の検証も含まれる。近年ではクラウド環境や外部サービスとの連携が増加しているため、セキュリティ設定の確認や他システムとのデータ連携が実運用に即して機能するかどうかも重要な確認項目となっている。
納品物を受諾するかどうかを判定する「受け入れテスト」(UAT、検収テスト)を兼ねる場合があり、利用部門の担当者が業務要件の充足を確認した上で本稼働への移行可否を判断する。また、一定の期間をかけて実施することで、担当者がシステムの操作方法や運用手順を習得するための教育訓練を兼ねるケースもある。
(2026.6.9更新)