運用テスト 【operational testing】 導入テスト / オペレーションテスト / OT

概要

運用テスト(operational testing)とは、システムソフトウェア開発における最終段階でわれるテストの一つで、実際の業務や本稼働の状況と同じように使用してみて正しく動作するかを試すもの。

一般的には業務上そのシステムを実際に利用することになる発注元の最終利用者(業務担当者)がなうもので、実際のデータや業務手順に沿ってテスト計画を組み立てて実施する。

納品を受諾するかどうかを判定する受け入れテスト承認テスト/検収テスト)を兼ねる場合や、ある程度の期間を費やし、担当者がシステムの操作に習熟する研修を兼ねる場合もある。

運用テストでは、仕様書通りの機能が実装されていることを確認するだけではなく、操作に対する応答時間や処理性能を計測したり、高負荷時の反応や耐久性を調べたり、入力ミスや誤操作、ハードウェア障害などを故意に発生させてエラー処理や復旧などの手順を確認したりすることもある。

(2020.1.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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