ロングランテスト
機能面はほぼ完成しているシステムに対して行われる最終段階のテストの一つで、実際の使用状況に即して長時間連続して稼働させてみて、短時間では起きないような特徴的な不具合が生じないかを確かめる。
例えば、プログラムに欠陥(バグ)があって一回の処理ごとにわずかにメモリ領域を解放し忘れて利用不可能にしてしまうような場合(メモリリーク)、短時間の稼働では機能や性能に何ら不具合が見られない場合がある。
ところが、実際に運用が始まり長時間連続して動作させると、次第にメモリの空き領域が逼迫してきて最後にはメモリ不足で停止していまうといった事態に陥る。このような問題を発見するには、長時間連続して稼働させてみてエラーの発生や性能の劣化などが生じないかを確かめるロングランテストが必要となる。
(2021.10.28更新)