スクラッチ開発 【development from scratch】

概要

スクラッチ開発(development from scratch)とは、製品を開発する際に、すでに存在する何かを土台とせずにゼロから新たに作り上げること。

情報システム開発などでは、パッケージ製品のカスタマイズや機能追加、現在使用中のシステムの改修などによらず、全体を新たに開発する(あるいは、開発し直す)ことを指してスクラッチ開発ということが多い。

ソフトウェア開発やWebサイト制作では、元になるソースコードや雛形(テンプレート)などを使用せず、何も無い状態からコードを記述していくことをスクラッチ開発という。他から流用する要素が一切無い場合を特に「フルスクラッチ」(totally from scratch)ということがある。

既存製品を流用する場合に比べ費用や期間はかかるが、パッケージの制約や過去のしがらみなどに縛られることが少なく、独自機能を組み込んで他社と差別化するといった施策も行いやすい。流用部分がブラックボックス化することがなく、改良や修正、機能追加の自由度も高い。

(2019.6.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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