NSチャート 【Nassi-Shneiderman diagram】 NS図 / NSD / ナッシーシュナイダーマン図

概要

NSチャート(Nassi-Shneiderman diagram)とは、コンピュータプログラムの構造を図で表す手法の一つで、長方形や三角形の組み合わせによって構造を書き表すもの。

一つ一つの処理は横長の長方形で表し、順番に実行するときはこれを縦に連結する。繰り返し制御は大小の長方形の入れ子で表し、繰り返し範囲を示す大きな長方形の中に、繰り返される個々の処理を小さな長方形で記す。

条件分岐は長方形の内部を3つの三角形に区切った図で表され、中央に条件を、左右に真偽を記し、左右のそれぞれの三角形の下にその条件の時に実行される処理を長方形で記す。元の幅の長方形が出現すると分岐終了となる。

NSチャートは1972年にニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の大学院生だったアイザック・ナッシー(Isaac Nassi)氏とベン・シュナイダーマン(Ben Shneiderman)氏が考案した。ドイツでは1985年にDIN 66261として標準規格となっているが、日本や国際機関では標準化されていない。

(2022.2.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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