性能テスト 【performance testing】 パフォーマンステスト

概要

性能テスト(performance testing)とは、機器やソフトウェアシステムのテスト(試験)の一種で、要件を満たす性能が出るかどうかを確かめるもの。実際と同じように動かしてみるテストであるため、ほとんどの場合は開発の最終段階に近い工程で実施される。

想定される状況に近い状態で実際に稼働させ、あらかじめ設定された性能に関する要件を満たすかどうかを判定する。要件として設定される要素としては、単位時間あたりの処理量(スループット)、操作などに対する応答時間レスポンスタイム)や待ち時間、消費・占有する資源(リソース)の量などを用いるのが一般的である。

ロードテスト/ストレステストとの違い

システムに通常時やピーク時に想定される負荷をかけ、性能や耐久性を計測するテストを「ロードテスト」(load testing)という。特に、ピーク時に想定される高負荷にシステムが耐えられるか(あるいは要件通りに処理・応答できるか)確認するものは「ピークロードテスト」(peak load testing)と呼ばれることもある。

また、システムへの負荷を次第に上げていき、想定の上限を超えて高め続けていったときに、どの程度まで処理を続行できるか、過負荷時にどのような反応や不具合が生じるかといったことを調べるテストを「ストレステスト」(stress testing)という。

(2018.10.3更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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