順次移行 【段階移行】

概要

順次移行(段階移行)とは、企業などで情報システムを新しいものに入れ替える方式の一つで、機能や業務ごとに少しずつ新システムへの移行を実施していく方式。

システム全体を一斉に入れ替えるのではなく、機能的に完結したサブシステム単位で段階的に入れ替えを進めていく。システム間で機能やデータの連携が必要な場合、移行期間中は新旧システムを繋ぐ仕組みを用意する必要がある。

システム全体を止める必要がなく、移行作業の負荷も小さい。移行に伴い問題が生じてもサブシステム単位で対処することができ、リスクを軽減、分散することができる。新旧システム連携のために専用のシステムが別途必要になることがあり、コスト負担は増大する。

(2022.3.27更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる