プロダクトオーナー【product owner】

スクラムはソフトウェアのアジャイル開発手法の一つで、開発チームが「スプリント」(spint)という短期間の工程を繰り返すことでプロダクトの完成度を徐々に高めていく反復型の手法である。
スクラムではプロダクトに最終的に必要とされる要素を列挙した「プロダクトバックログ」(product backlog)というリストを作成し、これに基づいて次のスプリントでどの要素を実現、実装するかを検討し、開発を進めていく。
プロダクトオーナーは顧客ニーズの聞き取りを行い、プロダクトのゴールを設定してメンバーと共有する。プロダクトバックログの作成と管理に責任を負い、スプリント間のミーティングでメンバーとバックログ項目の優先順位を話し合って決定する。次のスプリントで何に取り組むかをチーム内に周知する。
スクラムチームには一般的な意味でのリーダーや管理者は置かないことになっており、プロダクトオーナーはチームメンバーの上司ではないが、プロダクトの顧客(文字通り取引先の場合もあれば経営層などの場合もある)から見たチームの代表者であり、現在の開発状況の説明を行うこともある。
(2024.7.14更新)