ドライラン 【dry run】

概要

ドライラン(dry run)とは、予行演習、空運転、リハーサルなどの意味を持つ英単語。本番に備えて同じ内容を実際に行ってみることを指す。

IT分野では、何らかのまとまった処理や操作を行う前に、練習用の特別な環境を用意して実際に手順がうまく実施できるか確認する過程をこのように呼ぶことが多い。

操作によってシステムデータに対して不可逆で重大な変更が行われる場合や、実地では高額の費用がかかるような場合に、事前に予定した手順が滞りなく実施可能かを調べるために行われる。

ソフトウェアクラウドサービスなどの中には、ドライラン用の動作環境や動作モードを用意し、簡単な操作や指定方法で実運用と容易に切り替えて実施できるようになっているものもある。

(2020.10.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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