読み方 : ソフトウェアうけいれ

ソフトウェア受け入れ

概要

ソフトウェア受け入れとは、ソフトウェア開発の最終工程で、発注者が開発者から完成したソフトウェアを受け取り、要求を満たしているか確かめること。
ソフトウェア受け入れのイメージ画像

解説 ソフトウェアの開発工程が一通り完了し、開発者側によるテストが済んだソフトウェアを、開発者が発注者に納品し、受注者側が受け入れ可否を判断する工程である。

発注者は発注時に合意した仕様や契約に基づいて、発注通り作られているが、実際の環境に導入して正常に稼働するかなどをテストする。発注側によって行われる最終確認のテストを「ユーザー受け入れテスト」(UAT:User Acceptance Test)あるいは「検収テスト」という。

開発者は発注者による問い合わせなどに答え、また、テストが円滑に進むよう支援する。発注側の担当部門やスタッフの知見やノウハウが心もとない場合には、開発者と利害関係の無い別のシステム関連会社にテスト実施の支援を依頼する場合もある。

テストの結果が受け入れ基準を満たしていれば、ソフトウェア受け入れ完了となり、開発プロジェクトおよび契約は終了となる。発注者側では機材の設置やソフトウェアの導入、利用者への操作方法の教育や利用環境の整備などを行い、業務での利用を開始する。

(2023.8.26更新)

資格試験などの「ソフトウェア受け入れ」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平28春 問42】 システム開発のプロセスには、ソフトウェア要件定義、ソフトウェア方式設計、ソフトウェア結合テスト、ソフトウェア導入、ソフトウェア受入れなどがある。
平23春 問37】 ソフトウェア受入れにおいて実施される事項はどれか。
平22春 問49】 ソフトウェアの受入れに関する記述として、適切なものはどれか。
平21春 問43】 発注したソフトウェアが納品されたときに確認する項目として、適切なものはどれか。