ソフトウェア受け入れ

概要

ソフトウェア受け入れとは、ソフトウェア開発の最終工程で、発注者が開発者から完成したソフトウェアを受け取り、要求を満たしているか確かめること。

ソフトウェアの開発工程が一通り完了し、開発者側によるテストが済んだソフトウェアを、開発者が発注者に納品し、受注者側が受け入れ可否を判断する工程である。

発注者は発注時に合意した仕様や契約に基づいて、発注通り作られているが、実際の環境に導入して正常に稼働するかなどをテストする。発注側によってわれる最終確認のテストを「ユーザー受け入れテスト」(UATUser Acceptance Test)あるいは「検収テスト」という。

開発者は発注者による問い合わせなどに答え、また、テストが円滑に進むよう支援する。発注側の担当部門やスタッフの知見やノウハウが心もとない場合には、開発者と利害関係の無い別のシステム関連会社にテスト実施の支援を依頼する場合もある。

テストの結果が受け入れ基準を満たしていれば、ソフトウェア受け入れ完了となり、開発プロジェクトおよび契約は終了となる。発注者側では機材の設置やソフトウェアの導入、利用者への操作方法の教育や利用環境の整備などをい、業務での利用を開始する。

(2023.8.26更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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