システム鳥瞰図 【システム俯瞰図】
「鳥瞰図」あるいは「俯瞰図」とは地図の作図法の一つで、上空のある一点から斜めに見下ろすように、地上の様子を描いたもの。対象全体を奥行きを持って立体的に把握することができる。
システム鳥瞰図はシステム開発などの際に全貌を大掴みに把握するために作成される図で、アプリケーションやデータベースなどの構成要素を単純な図形で表して配置し、それぞれの役割や機能、保存するデータなどを書き入れる。
要素間にデータの入出力や処理の依頼などの関連がある場合には、線分や矢印などで要素間を繋ぎ、どのような相互作用があるのかを付記する。外部システムや組織、人などシステム外の要素との作用を書き入れたり、動作の処理順を示す番号などを書き込む場合もある。
要素をどのような単位にまとめるか、機能や作用をどの程度詳細に記述するかはシステムの規模や複雑さによって異なるため一概には言えないが、詳細な仕様や動作などを示すためのものではなく全体の構成を把握するための図であるという趣旨に基づいて、ある程度まとまった単位で示される。
(2022.3.20更新)