読み方 : バグみつど
バグ密度
概要

バグ密度は、検出されたバグの数を、対象となるプログラムの規模に対する密度の形で表したものである。バグの件数を単純に比較しても、規模の異なるプログラム同士では品質を適切に評価できないため、規模を考慮した指標としてバグ密度が利用される。
規模の計測にはコードの行数(LOC:Line of Code)や機能の量(FP:Function Point)が用いられ、1000行(KLOC)あたり、または1000FP(KFP)あたりの件数として表されることが多い。例えば10000行のプログラムをテストし、20件のバグが検出された場合、バグ密度は1KLOCあたり2件となる。
バグ密度は、過去のプロジェクトや業界の標準的な値と比較することで、品質状況を客観的に判断する材料として使われる。値が極端に高い場合は実装や設計に問題がある可能性が考えられ、逆に極端に低い場合はテストが不十分で潜在的な不具合を見逃しているだけという可能性も考えられる。また、開発工程ごとのバグ密度を分析することで、設計や実装のどこに問題が集中しているかを特定する手掛かりにもなる。
バグ密度の数値は、検出された不具合を基に算出されるため、実際に存在する欠陥の総数を直接示すものではない。テストの範囲や網羅性、実施時期によって検出される件数は大きく変動する。プログラムの単位規模あたりに実施されたテストの量を表す「テスト密度」が不十分であれば、品質の低いプログラムであっても検出されるバグの数は少なくなり、見かけ上のバグ密度は低く算出されることがある。このため、バグ密度を品質の判断材料とする際には、テスト密度が十分な水準に確保されているか、あるいは過剰になっていないかを併せて検証することが求められる。
(2026.6.27更新)