業務要件 【business requirements】 ビジネス要件
概要
業務要件(business requirements)とは、システム開発やソフトウェア開発の初期の工程で、システム化の対象となる業務の流れを明確化したもの。システムの機能などを検討する前段階で、業務の内容や手順を整理する。一般的には要件定義プロセスの初期の段階で定義されるもので、対象業務の現状を分析し、新たに実現すべき業務の流れを明らかにする。この段階ではシステムの存在は意識せず、業務の詳細な手順や担当者、扱う情報とその流れなどを決めていく。
業務要件が完成した後に、その中のどこをどのようにシステム化するのかを検討し、システムに要求される要件(システム要件)を定義する。業務要件は業務全体の流れを対象とするため、中にはシステム化の対象とならない(システム要件に対応する項目や要素がない)部分が存在する場合もある。
(2020.5.28更新)