リファインメント 【refinement】
概要
リファインメント(refinement)とは、洗練、改良、改善、微調整、精製、微妙などの意味を持つ英単語。ソフトウェア開発プロセスのスクラム(Scrum)では、プロダクトバックログの見直しと調整を行う会合をリファインメントという。アジャイル開発プロセスの一つであるスクラムでは、「スプリント」(sprint)と呼ばれる短期間の開発サイクルを繰り返して徐々に開発物(プロダクト)の完成度を高めていく。スプリントで取り組むべき作業や事柄は「バックログ」(backlog)と呼ばれる優先度付きリストで管理する。開発物に求められる要素をまとめたリストは「プロダクトバックログ」と呼ばれる。
リファインメントはプロダクトオーナーと開発チームが揃って定期的に行われるミーティングの一つで、プロダクトバックログの項目を再検討する。各項目について関係者全員が認識を揃え、内容の詳細化や明瞭化を行う。検討結果によっては項目の追加や削除、分割、優先順位の入れ替えなどが行われることがある。
(2023.9.19更新)