モブプログラミング 【mob programming】 モブプロ / モビング
概要
モブプログラミング(mob programming)とは、3人以上のチームでコンピュータプログラムのコーディング作業を行うこと。集団で議論しながら記述内容を決定し、一人がそれをコードとしてタイピングしていく。プログラミングをグループの共同作業として行う手法の一つで、3人以上のチームが同じコード編集画面を見ながら作業を進める。一人がコードをタイプする「ドライバー」、残りのメンバーがドライバーへ記述内容を指示する「ナビゲーター」となる。
ナビゲーターはプログラムでどのように処理を進めるべきか議論し、ドライバーに提案や指示を出す。ドライバー自身は議論に加わらずコード記述に徹するが、記述の仕方についてナビゲーター達と密にコミュニケーションを取る。ドライバーは各メンバー持ち回りで担当し、10分前後で交代するのが望ましいとされる。
二人一組でプログラミングする「ペアプログラミング」を発展させた技法で、集団で議論しながら開発を進めることで困難な課題にも対処しやすくなり、全員が理解できる可読性の高いコードを作成することができる。メンバーの持つ知識やノウハウの共有・移転を進めることができ、新しい技術やツールに対する理解も深めることができる。
(2023.11.6更新)