読み方 : ひょうじゅんタスクほう

標準タスク法【標準値法】

概要

標準タスク法とは、情報システム開発やソフトウェア開発などのコストや工数を見積もる手法の一つで、全体を細かな作業工程に分解し、それぞれの標準工数を足し合わせて全体の工数を見積もる方式。
標準タスク法のイメージ画像

開発工程を細かな標準的な作業(標準タスク)の組み合わせに分解し、各作業の複雑度や規模に応じてあらかじめ設定された標準的な工数を合計して見積りとする。

標準的な工数は、例えば複雑度を単純・普通・複雑の3通り、規模を小・中・大の3通りに分類し、それぞれを縦軸と横軸とする9マスの表(テーブル/マトリクス)を作成して設定する。

各マスについて過去の自社の事例などから「単純・小規模なら1人日」「複雑・大規模なら5人日」といったように工数を設定していき、各作業をこの表に当てはめて工数を導き出す。

(2020.3.29更新)

他の用語辞典による「標準タスク法」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「標準タスク法」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平25秋 問54】 全部で100画面から構成されるシステムの画面作成作業において,規模が小かつ複雑度が単純な画面が30,中規模かつ普通の画面が40,大規模かつ普通の画面が20,大規模かつ複雑な画面が10である場合の工数を,表の標準作業日数を用いて標準タスク法で見積もると何人日になるか。
平21修12 問53】 全部で100画面から構成されるシステムの画面作成作業において,規模が小かつ複雑度が単純な画面が30,中規模かつ普通の画面が40,大規模かつ普通の画面が20,大規模かつ複雑な画面が10である場合の工数を,表の標準作業日数を用いて標準タスク法で見積もると何人日になるか。