ストレステスト 【stress testing】
概要
ストレステスト(stress testing)とは、機器やソフトウェア、システムのテスト(試験)の一種で、想定を超える高い負荷をかけたときの挙動を調べるテスト。様々な分野で用いられる概念で、具体的な手法や目的はそれぞれ異なる。ITの分野では、試験対象の機器やソフトウェアなどに一度に大量のデータや接続要求を送るなど過負荷状態に追い込み、負荷の程度と性能の劣化の関係性を調べたり、停止する限界を調べたり、好ましくない動作を引き起こさないか確認したりする。
一般の機械製品などの場合には、荷重を想定以上にかけるなど負荷を高めるのに加えて、定格から外れた使用環境(極端な高温など)で動作させて性能や耐久性、限界値などを調べる場合もある。
原子力発電所や金融機関などのストレステストという場合には、実際に過酷な環境に置いて反応を見るわけにはいかないため、想定を超える不利な状況が発生したときに陥る状態を書面上の審査やコンピュータシミュレーションなどを用いて検証する。
(2018.10.3更新)