カットオーバークライテリア 【cut-over criteria】 移行判定基準 / リリース判定基準 / 稼働判定基準 / サービスインクライテリア / カットオーバー判定基準 / 導入可否判断基準

概要

カットオーバークライテリア(cut-over criteria)とは、情報システム開発などで、新しいシステムを実際の業務に導入する判断基準のこと。サービスの場合は「サービスインクライテリア」とも呼ばれる。

開発中のシステムがどのような状態に達したら本稼働(カットオーバー)に移行するのかを定めた基準のことで、システムそのものの品質や稼働試験の進捗などに加え、利用者への周知や操作手順の教育などの進捗、運用・保守などの体制、移行時に問題が発生した場合の対応計画の策定状況などを勘案する場合が多い。

開発終盤のシステム全体のテストなどが行われるタイミングで、開発プロジェクトの関係者が集まって判定会議を行うことがある。カットオーバークライテリアに基づいて進捗の確認や事前のスケジュール通りに稼働を開始できるかの確認などを行う。

(2020.5.2更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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