読み方 : エルジーティーエム
LGTM【Looks Good To Me】
概要

ソフトウェア開発では、開発者が記述したプログラムのソースコードを別の開発者が検証するコードレビューという工程が一般的である。レビュアーが対象のコードを精査し、修正すべき問題点が見つからなかった場合、確認を完了し変更内容を取り込んでよいという合図として「LGTM」と書き込む。短い記述で済むため、レビューの処理を効率化する符牒として機能している。
LGTMは絶対的な品質や正しさを保証するものではない。レビュー担当者がその時点で確認した範囲において重大な問題が見当たらなかったという所感を示すに過ぎず、後になって不具合や設計上の問題が見つかる場合もある。GitHubなどの開発支援サービスでは、プルリクエストへのコメントとして広く利用されている。
ソフトウェア開発の現場に留まらず、チャットやSNS、メッセンジャーなどでも、他者の提案や意見、投稿内容などに対して賛意を示したり、肯定的に評価したりする際の簡潔な返答として書き込まれることがある。もともと開発者間の軽いやり取りから広まった表現であるため、正式なビジネス文書ではあまり使われない。「LGTM」の文字に動物などが親指を立てる画像を添えて投稿する文化もあり、こうした「LGTM画像」の共有サイトも存在する。
この表現の起源は、2000年代中頃の米グーグル(Google)社内におけるコード承認プロセスにあるとされる。同社では開発者が記述したプログラムを同僚がレビューし承認を与える仕組みがあり、その際にレビュアーが承認の意思を伝える表現として使い始めた。これがオープンソースソフトウェア開発などを通じて社外の技術者コミュニティへ伝わり、現在では世界中の開発現場で広く認識される用語となっている。
(2026.6.20更新)