ITa 【Integration Test A】 内部結合テスト / 内結

概要

ITa(Integration Test A)とは、システムソフトウェア開発におけるテスト(試験)の段階の一つで、結合テスト(ITIntegration Test)を2段階に分けてなう際に、前半部分に当たるテスト工程。

結合テスト連結テスト/統合テスト)では、開発した複数のモジュール(部品)などを組み合わせて動作させた時に正しく動作するかを主に調べる。大規模なシステムなどではこれを2段階に分けてう場合があり、前半の工程を「ITa」(Integration Test A)、後半を「ITb」(Integration Test B)という。

具体的に何を前半とするかは企業や現場により異なるが、実施主体の違いにより、プログラムの開発元自身が結合テストをITa、発注元など上位や外部の開発主体がうテストをITbとする例が見られる。また、システムの規模や構造に基づいて、サブシステム内のモジュール間結合テストををITa、サブシステム間の結合テストITbとする場合もある。

ITaの前には個々のモジュールのみを対象とした単体テストUT/ユニットテスト)を、ITbの後にはシステム全体を対象としたシステムテストST)をなうのが一般的な流れとなっている。

(2019.3.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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