JUnit

概要

JUnitとは、Java言語で開発されたプログラムの単体テスト(ユニットテスト)を行なうためのソフトウェア。また、そこで用いられるテストコードの記述体系を含むテストフレームワーク。

テスト作成のためのクラスライブラリを提供しており、これを利用して一定のコーディング規約アノテーションを用いてテスト用のクラスメソッドを作成する。JUnitはテスト用コードを実行し、結果を分かりやすく表示してくれる。

テストコードだけをプログラム本体とは別にまとめて管理することができ、複数のテストを一気に実施することもできる。Eclipseなどの開発環境との連係も進んでおり、テストの記述・実行を効率的に行なうことができるようになっている。

SmallTalk言語向けのテストフレームワークであるSUnitのJava版として開発が始まったもので、SUnit開発者のケント・ベック(Kent Beck)氏らによって1997年に最初のバージョンが公開された。オープンソースソフトウェアとして公開されている。C言語向けのCUnit、Python向けのPyUnitなど他言語向けの同種のフレームワークも多数あり、xUnitと総称される。

(2020.4.21更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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