ペアワイズ法 【pairwise testing】 オールペア法 / all-pairs testing

概要

ペアワイズ法(pairwise testing)とは、組み合わせテストの技法の一つで、2つの因子のすべてのペアについて、取り得るの組み合わせを網羅する手法。少ないテストケースで効率的にテストを進めることができる。

組み合わせテストでは様々な因子(パラメータなど)を持つテスト対象について、各因子の水準(など)の組み合わせをなるべく多くリストアップして網羅的に検査する必要がある。

しかし、因子や水準の数が多いと組み合わせの数は爆発的に増え、天文学的なテスト量になってしまい現実には実施困難になることがある。そこで、ペアワイズ法では2つの因子のペアを列挙し、それぞれのペアについて水準の組み合わせを網羅する。

これは「ソフトウェア不具合は一つまたは二つの因子の組み合わせによって発生することが多い」という経験則に基いており、すべての因子・水準の組み合わせを網羅するよりも何桁も少ない回数で組み合わせテストを構成することができる。

(2022.6.13更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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