三点見積り法 【3点見積り法】 three-point estimation
過去の経験などから最も可能性が高いと考えられる最頻値、最も順調に進んだ場合の楽観値、最も悪条件が重なった場合の悲観値の3つの値を見積もる。これらがベータ分布に従って起きると仮定し、平均値 (楽観値+最頻値×4+悲観値)/6、分散 {(楽観値-悲観値)/6}2、標準偏差(分散の平方根)を求める。
このような統計的な処理を行うことにより、平均値±標準偏差に収まる確率は約68%、平均値±標準偏差×2に収まる確率は約95%などといった具合に確からしさを範囲と確率の関係で表すことができる。工程や予算、人員、関係する組織などが多い大規模な開発プロジェクトに向いているとされる。
(2023.11.5更新)