一斉移行 【一括移行】

概要

一斉移行(一括移行)とは、新旧の情報システムの移行方式の一つで、旧システムを停止して移行作業をい、完了後に新システムの稼働を開始する方式。

週末や連休などを利用して新旧システムの機材やソフトウェアの入れ替え、データの移転などを全面的に進め、旧システムから完全に置き換わった新システムで業務を開始する。

部分ごとに段階的に移行する方式(段階移行)や新旧システムを接続して並行稼動させながら徐々に移行する方式(順次移行)に比べ、新旧接続のための仕組みが不要で手間やコストは最も小さいが、移行作業のためにシステムの停止時間が必要で、移行後にトラブルが発生するリスクが高く、旧システムへ戻さざるを得ない場合のコストや損失も大きくなる。

(2020.5.11更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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