デシジョンテーブル 【decision table】 判断表 / 決定表 / ディシジョンテーブル
概要
デシジョンテーブル(decision table)とは、複数の判断条件の正否の組み合わせを列挙し、それぞれの場合についてどのような判断を下すかを一覧にまとめた表。一般的な表現形式では、表の上半分を条件、下半分を判断(動作、行動ということもある)とし、左端の列に条件や判断の項目を列挙する。条件の行には右にその正否(当てはまるか否か)を列挙していくが、このとき各列の正否の組み合わせがすべて異なるようにする。判断の行には、各列の条件の組み合わせの時にどのような判断となるかを記載していく。
列の数は条件の組み合わせの数だけ必要なため、2の条件数乗となる。すなわち、条件が2つなら(条件A:Yes,条件B:Yes)(Yes,No)(No,Yes)(No,No)の4列だが、3つなら8列、4つなら16列といったように条件が増えることに2倍に増えていく。
デシジョンテーブルは様々な分野で用いられるが、ITの分野ではシステム開発などでシステムの挙動を指定するために仕様書などに記載したり、テスト時にテストケースと正しい結果の対応関係を分かりやすく整理するために用いられることが多い。
(2019.8.15更新)