システム化計画 【system planning】 情報システム化計画 / ITシステム化計画
概要
システム化計画(system planning)とは、情報システム開発・導入における初期の工程の一つで、システム化する業務の内容を分析し、どのような情報システムが必要となるか、どのように開発・導入を進めるかなどの基本方針を策定する段階のこと。新しいシステムの最も初期段階であるいわゆる超上流工程の一部で、システム化構想によってシステム化の対象に選定された業務について、その内容を分析・整理し、ふさわしいシステム方式や目標とする品質などを基本方針として策定する。
大まかなスケジュールやコストの概算も同時に行うことが多い。システム化計画が完了・承認されると、計画の実行段階へ移行し、開発の初期段階である要件定義プロセスなどへ進むことになる。
システム化によって実現する新しい業務モデルを固める段階であり、ここで経営戦略に合致した的確な計画が立てられなければ、この後の工程でシステムが滞りなく完成しても有益な効果は得られない。
(2020.5.2更新)