人月単価

概要

人月単価とは、システム開発などで要員1人が1か月従事する業務量(1人月)に対する単価。受注企業からクライアントへの請求金額への算定に用いられる。

開発業務の請負では、納品までに必要な業務量を従事する要員の人数と従事期間の積である「人月」(にんげつ)という単位で表す。例えば、10人が従事して3か月を要する工数は30人月となる。

人月単価は1人月あたりのコストで、プロジェクトの総工数を乗じることで総コストを算出することができる。単価はすべての要員で均一として計算する場合もあるが、一般的には各人のスキルや経験、給与などに応じて異なる金額が設定される。

人月単価は発注元への請求金額の単価を表しており、その要員への給与額ではない。給与以外にかかる経費や間接費、利潤などを上乗せした額であるため給与額より高額となる。

(2021.11.21更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる