デイリースクラム 【daily scrum】
スクラムは反復型の開発手法で、一度に全体を開発しようとせず、小さな単位で計画と実装を繰り返し、少しずつ全体の完成度を高めていくというアプローチを取る。一回の反復の単位は「スプリント」(sprint)と呼ばれ、概ね1週間から1か月程度の期間でスプリントを実施する。
デイリースクラムはすべてのチームメンバーが揃って開かれる会合で、毎日同じ場所で決まった時刻に15分程度行うべきとされる。スプリント開始時に設定したスプリントゴールに向けた作業の進捗の報告、情報共有、問題点や課題の把握、細かな調整や軌道修正などを行う。
始業時に朝礼のように開く場合もあるが、全員が揃う時間であれば朝一番でなくても良い。ただし、開催時刻や場所は毎回固定し、時間も15分以内に終えることを守るべきとされる。重大なトラブルなどで長引きそうな場合は別途テーマを決めた会議を行うようにする。
(2023.10.25更新)