エラー埋め込み法 【バグ埋め込み法】
概要
エラー埋め込み法(バグ埋め込み法)とは、コンピュータプログラム内に残存するバグ(欠陥)の数を推定する手法の一つ。一定の数のバグをわざと埋め込んだ状態でテストを行い、発見率と本物のバグの比率からバグの数全体を推計する。例えば、いくつのバグがあるか分からないプログラムに開発者がわざと20個のバグを埋め込み、テスト担当者に送る。担当者は埋め込まれたバグがどこにあるか知らない状態でテストを行い、15個のバグを発見したとする。
開発者に発見したバグの詳細を報告し、15個のバグのうち、埋め込んだものが5個、本物のバグが10個だったとする。埋め込んだバグの発見率は5/20で25%であるため、本物のバグも同じ割合で発見できたと仮定すると、もともと存在した本物のバグは10/0.25で40個、残りは30個と推定できる。
(2021.2.3更新)