読み方 : たんきん
単金
単金とは?
単位時間あたりの金額のこと。単価。IT業界では、業務委託などを行う際に、一人を一定期間業務に専従させた場合(に相当する業務量や工数)の単価のことを単金ということが多い。

IT業界では、システム開発や運用業務の一部を外部企業や個人に委託するケースが多く、その際に技術者一人あたりの作業対価として設定される金額を単金と呼ぶ。SES(システムエンジニアリングサービス)や客先常駐型の契約では、発注元企業が受注企業に対して支払う技術者単位の費用を指す。この場合、支払われた単金がそのまま技術者本人の給与になるわけではなく、会社の管理費や営業費、社会保険費用などが差し引かれ、残りが給与として支払われる。
単金の設定方法は主として「時間単価」と「月額単価」の二つの形態がある。時間単価は稼働した時間数にそのまま単金を乗じて報酬を算出する方式で、短期・スポット案件や作業時間が不規則な業務に用いられることが多い。月額単価はより一般的な形態で、一か月を単位として設定される。あらかじめ標準となる月間稼働時間(精算幅)を契約で定め、実際の稼働時間がその範囲内であれば単金をそのまま適用し、上回れば割増精算、下回れば減額精算とする仕組みが用いられる。精算幅は「140〜180時間」のように下限と上限を設けることが多い。
フリーランスエンジニアとして業務を受ける場合は、単金がそのまま自身への報酬単価となるため、会社員として働く場合と異なり単金と収入が直結する。エージェントを介する場合はエージェントの手数料が差し引かれた額が実際の受取額となる。単金はエンジニアのスキルセット、経験年数、希少性、市場需要によって大きく変動するため、技術者側にとってはスキルの市場価値を測る指標の一つとして意識されることが多い。