カバレッジ 【coverage】 カバー率 / 網羅率

概要

カバレッジ(coverage)とは、取材範囲、補償範囲、受信範囲、対象範囲、被覆率などの意味を持つ英単語。カバーする範囲、カバー率の意。

テストカバレッジ (コードカバレッジ)

ソフトウェア開発において、出来上がったプログラムのテストをする際に、どの程度をテスト対象とする(ことができる)かをカバレッジ(テストカバレッジ)という。

範囲の定義の仕方によりいくつかの種類があり、命令全体のうちテストできるものの比率を「ステートメントカバレッジ」(命令網羅率)、コード内の分岐のうちテストできるものの比率を「ブランチカバレッジ」(分岐網羅率)、コード内に記述された条件のうちテストできるものの比率を「コンディションカバレッジ」(条件網羅率)という。

エリアカバレッジ

携帯電話無線通信において、電波の送受信が可能な地域の範囲を「エリアカバレッジ」あるいは「カバレッジエリア」ということがある(日本では一般的には「通話エリア」と呼ばれる)。これらの用語は一つの無線基地局のカバーする範囲のことを指す場合もある。

(2022.7.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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