パイロット移行方式
概要
パイロット移行方式とは、企業などで情報システムを新しいものに入れ替える方式の一つで、特定の部署で移行を行い、その経験を活かして全体の移行を行なう方式。社内の少数の部門で新システムへの移行を先行して実施し、移行時に生じる問題点の把握、移行のためのノウハウの取得、移行後の運用状況の確認などを行なう。把握した問題について解決、軽減可能な場合は対策を講じる。
パイロット部門における運用が安定したら、改善された移行手順やノウハウなどを用いて他の部門の移行に取り掛かる。システム移行に伴う問題の局所化が可能だが、移行開始から完全な移行の完了までには時間がかかる。
(2022.3.27更新)