一時フォルダ 【temporary folder】 一時ディレクトリ / temporary directory / テンポラリフォルダ

概要

一時フォルダ(temporary folder)とは、ソフトウェアストレージ(外部記憶装置)上に作成するフォルダディレクトリのうち、一時的に必要なファイルを作成するためのもの。名称に「Temporary」「Temp」「tmp」等が含まれるものがこれに該当することが多い。

ソフトウェアが処理や作業を進める都合上、一時的に必要なファイルを作成したり置いておくために用いられるフォルダ/ディレクトリで、通常はオペレーティングシステムOS)やアプリケーションソフトなどが自動的に作成・管理する。

一時フォルダ/ディレクトリ自体が一時的な存在でソフトウェア終了時などに破棄される場合と、内部のファイルは頻繁に生成・破棄されるがフォルダ/ディレクトリ自体は永続する場合がある。

内部のファイルは不要になったタイミングや終了時に自動的に削除されることが多いが、そのまま残される場合もある。利用者ファイルを削除しても動作に支障は生じない場合が多いため、ストレージ容量が逼迫している場合は削除することで空き容量を増やすことができる。

アプリケーションごとに用意される一時フォルダ以外に、OSが標準で用意している永続的な一時フォルダもある。Windowsではシステム用が「システムドライブWindowsTemp」、アプリケーション用が「システムドライブUsersユーザー名¥AppDataLocalTemp」となっている。後者のパスは「%TEMP%」あるいは「%TMP%」という環境変数で参照することができる。

(2024.1.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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