プラッタ【platter】

概要

プラッタとは、ハードディスクフロッピーディスクなどの磁気ディスク装置で、データ記憶媒体となる穴の空いた薄い円盤(ディスク)状の部品のこと。高速で回転させ、磁気を帯びた表面に磁気ヘッドを近づけてデータを読み書きする。“platter” の原義は「大皿」。
プラッタのイメージ画像

フロッピーディスクなどでは薄いプラスチックフィルムが用いられるが、ハードディスクではアルミニウム合金やガラス、セラミックなど硬質の素材が用いられる。「ハードディスク」の名称はプラッタが硬い素材でできていることに由来する。

表面には微細な磁性体が均一に塗布または蒸着されている。ドライブ装置に据え付けられたアクセスアームを近接させ、先端の磁気ヘッドが目的の位置の磁性体の向きを変えることで「0」または「1」のデジタルデータを書き込む。逆に、磁化の状態を読み取ることで記録されたデータを読み出すことができる。

ハードディスクの場合、磁気ヘッドはプラッタ表面には接触せず、髪の毛の太さの数千分の一ほどの隙間を保って浮上したまま動作する。わずかなホコリや衝撃が読み書き不良の原因となため、プラッタは高度に密閉されたケース内に収められ、製造から廃棄まで外に露出する機会はない。

プラッタの中央には穴が空いており、ここにドライブ装置の「スピンドル」(spindle)と呼ばれる回転軸を通し、モーターで高速回転させて使用する。ハードディスク装置回転数は一般に毎分5400~7200回転程度で、サーバ向けの高性能製品では1万回転を超えるものもある。回転が速いほど目的のデータへたどり着く時間が短くなり、読み書きの速度が上がる。

データはプラッタ表面の同心円状の「トラック」(track)に分割して記録され、複数枚搭載する場合は各面に専用のヘッドが配置される。一般的なハードディスク製品には1~8枚のプラッタが収納され、両面が記録に使われる。フロッピーディスクなど可搬型の磁気ディスクは1枚のプラッタをジャケットやケースに収納した構造になっており、片面記録タイプと両面記録タイプがあった。

(2026.4.30更新)
 

他の辞典等による「プラッタ」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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