プラッタ 【platter】

概要

プラッタ(platter)とは、「大皿」という意味の英単語で、磁気ディスク装置においてデータ記憶媒体となる穴の空いた薄い円盤(ディスク)状の部品のことをこのように呼ぶ。

フロッピーディスクなどでは薄いプラスチックフィルムが用いられるが、ハードディスクではアルミニウム合金やガラス、セラミックなどの素材が用いられる。「ハードディスク」の名称はプラッタが硬質の素材でできていることに由来する。

プラッタ表面には微細な磁性体が均一に塗布あるいは蒸着されており、中央の穴に回転軸(スピンドル)を通して高速で回転させ、アクセスアームを近接させて先端の磁気ヘッドにより磁化の状態を読み取ったり、あるいは変化させて書き込みをう。一般的なハードディスク製品では一台に1~8枚のプラッタが収納され、両面とも記録に用いられる(かつては一部のプラッタで片面のみ記録する製品もあった)。

(2018.3.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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