NL SASドライブ 【NearLine Serial Attached SCSI】 ニアラインSASドライブ / MDL SAS / ミッドラインSAS / Midline SAS

概要

NL SASドライブ(NearLine Serial Attached SCSI)とは、ハードディスクの製品カテゴリーの一つで、SAS接続だが安価な製品群。主に企業などの情報システムで、常時運用されるがアクセス頻度が低い用途に用いられる。

ニアライン」(“near-online”の略)あるいは「ミッドライン」(midline)は情報システムにおける機器の利用頻度や応答性に関する用語の一つで、常に高頻度で使用される「オンライン」(online)と必要な時だけ接続される「オフライン」(offline)の中間の状態を指す。

NL SASドライブはそのような規格や仕様があるわけではなく、ニアライン用途での利用に適したSASSerial Attached SCSI)接続のハードディスク製品を意味する。性能や信頼性は通常のSAS接続製品ほどではないが、SATA接続製品並みの安価で提供され、大容量のバックアップ用途などで用いられる。

(2020.2.3更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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