DVD-ROM 【DVD Read Only Memory】

概要

DVD-ROM(DVD Read Only Memory)とは、製造時にデータが固定的に記録され、利用者の手元では読み出し専用となるDVDのこと。ソフトウェアやビデオゲーム、映像作品などの販売・配布用としてよく用いられる。

工場で専用の機械を用いてディスクの記録面に微細な窪み(ピット)を形成する手法で量産され、読み取り時には窪みの有無や長さによってレーザー光の反射の変化することを利用して信号を読み出す。信号が物理的な凹凸で表現されるため、記録層の物質の化学変化などを利用する記録型DVDよりも劣化しにくい。

一般的な12cmディスクの場合、記憶容量は片面1層記録で4.7GB片面2層DL)で8.5GB両面2層で17GB、両面各1層で9.4GBとなっている。論理フォーマットの標準としてUDFUniversal Disk Format)が採用されており、コンピュータファイルシステムとして内容を読み出すことができる。映像を記録する場合には、この中にDVD-Video規格に従って動画ファイルなどを配置する。

(2018.6.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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