オンザフライ書き込み 【on-the-fly writing】

概要

オンザフライ書き込み(on-the-fly writing)とは、CD-Rなど記録可能な光学メディアデータを書き込む方式の一つで、あらかじめハードディスクなどにディスクイメージを作成せず、いきなり直接ディスクへ書き込むこと。

CD-RDVD-Rなどにデータを書き込む際は、ディスクに記録すべきデータイメージファイルと呼ばれる一時ファイルに整理し、これを端から読み込んで光学ドライブに供給し、光学ディスクに記録していく方式がよく用いられる。

光学ドライブの特性上、一定の速度で書き込み続けなければならず、記録するデータの供給が間に合わないと書き込みエラーバッファアンダーラン)となってディスク全体が不良品となってしまうため、慎重を期してこのような方式が用いられていた。

オンザフライ書き込みではこの工程を省略し、ライターソフトが書き込みイメージを作成しながら、できた分のデータを並行してドライブへ転送する。イメージファイルの作成にかかる時間を短縮できるが、イメージ作成の処理が追いつかないとエラーになるため、十分や処理性能やメモリ容量が確保され、書き込み中にコンピュータに負荷の高い別の処理をわせないなどの運用が必要になる。

(2018.11.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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