ベリファイ 【verify】 ベリフィケーション / verification
概要
ベリファイ(verify)とは、検証する、立証する、実証する、確かめる、確認する、照合する、などの意味を持つ英単語。“verification” はその名詞形。何かが正しいことを証拠を示して立証したり、調査や比較、照合などを行って確かめたりすることを指す。記憶装置におけるベリファイ
記憶装置などの分野では、データの書き込みや複製を行った際に、正しく行われたかどうかを確かめるために書き込んだ箇所のデータを読み出してみる工程や動作のことをベリファイということがある。元のデータと照合して一致しているかどうかを確かめる工程を含む場合もあるが、光学ディスクなどの場合は比較を含む検証を「コンペア」(compare)と呼んで区別している。
開発におけるベリファイ
機器やシステムの開発、プログラミングなどの分野では、作成した装置や回路、プログラムなどが正しく動作するか確かめる工程や作業をベリファイということがある。
一方、作成したものが仕様書や規格などを満たしているかを調べることは「バリデート」(validate)あるいは「バリデーション」(validation)という。日本語ではどちらも「検証」と訳されあまり区別されないが、「正しく作ったか」(verify)と「正しい物を作ったか」(validate)の違いであると説明されることが多い。
認証におけるベリファイ
セキュリティの分野では、申告された身元情報などに偽りや誤りがないか確かめる工程や処理などのことをベリファイということがある。
認証(authentication)工程の一部として、利用者が申告した識別情報や秘密の情報を、あらかじめ登録された内容と照合して本人であることを確かめることや、ソフトウェアやWebサイトが開発元・運営元として提示した企業名などが虚偽でないかを、デジタル証明書などを照合して確認する処理などを指す。
(2023.11.8更新)