仮想ドライブ 【virtual drive】 仮想CD/DVDドライブ
概要
仮想ドライブ(virtual drive)とは、特別なソフトウェアによって設定された仮想的なディスクドライブ。ハードディスクやSSDなどの内蔵ストレージに保存された特殊な形式のファイルをディスクとしてマウントすることができる。オペレーティングシステム(OS)に仮想ドライブソフトを導入することで追加することができるドライブで、OSやアプリケーションからは物理的なドライブ装置と同じように取り扱うことができる。あたかも本物のドライブにアクセスしているように、マウントしたファイルの中身を読み書きすることができる。
仮想的な「ディスク」としてセットできるのは特殊な形式のデータファイルで、ISO 9660形式の光学ディスクの中身をまるごと写し取ったISO形式(.isoファイル)や、それぞれの仮想ドライブソフトの独自形式のファイルを利用することができる。
CDやDVDの中身を丸々ハードディスクやSSDにコピーしておけば、本物のディスクがなくても必要に応じて仮想ドライブにそのディスクをセットすることができる。ソフトウェアやコンテンツの中には光学ディスクから読み込まないと正常に動作しないものがあるため、ファイルとして管理することでディスクの保管や交換の手間が省けて便利である。
(2022.5.19更新)