読み方 : かそうドライブ

仮想ドライブ【virtual drive】仮想CD/DVDドライブ

概要

仮想ドライブとは、専用のソフトウェアによってコンピュータ上に作り出される仮想的なディスクドライブ。内蔵ストレージに保存された特定形式のファイルをディスクとしてマウントし、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションからは物理的なドライブ装置と同様に認識させることができる。
仮想ドライブのイメージ画像

OSに仮想ドライブソフトを導入すると、システム上に新たなドライブが追加される。光学ドライブにディスクを出し入れするように、ファイルをマウントしたりアンマウントすることができる。マウントしたファイルの中身は本物のディスクをドライブにセットした場合と同じ手順で読み書きできる。

仮想ドライブにセットできるのは、特定形式で作成された「イメージファイル」である。代表的なものに、CDやDVD、Blu-ray Discの内容をそのまま複製したISO形式のファイル(.isoファイル)がある。各仮想ドライブソフト独自の形式が用いられる場合もある。

アプリケーションの中には光学ディスクからの読み込みを前提に動作するものがある。インストール時やプログラム実行時にディスクの挿入を求める製品では、ディスクが手元になければ起動できないが、内容をあらかじめファイル化しておけば、現物のディスクを用意しなくても必要なときに仮想ドライブへセットして利用できる。これにより、保管場所の確保やディスクの差し替えの手間が省ける。

物理メディアは経年劣化や破損によって読み取りが不安定あるいは不可能になることがあるが、ファイル化しておけばこうしたリスクを避けられる。また、ハードディスクやSSDなどの高速なストレージから直接データを読み出すため、光学ドライブを使用するよりも読み込み速度が向上する。光学ドライブを搭載しない軽量なノートパソコンなどでも、仮想ドライブソフトを導入すればイメージファイルの内容を扱うことができる。

近年の主要なOSには仮想ドライブソフトの機能が内蔵されるようになり、専用ソフトを導入しなくてもISOファイルを標準機能でマウントできるものが多い。例えば、WindowsではエクスプローラーからISOファイルを開くだけで仮想ドライブとして利用でき、追加ソフトを必要としない。

(2026.6.23更新)
 

他の辞典等による「仮想ドライブ」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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