仮想ドライブ 【virtual drive】 仮想CD/DVDドライブ

概要

仮想ドライブ(virtual drive)とは、特別なソフトウェアによって設定された仮想的ディスクドライブハードディスクSSDなどの内蔵ストレージに保存された特殊な形式のファイルディスクとしてマウントすることができる。

オペレーティングシステムOS)に仮想ドライブソフトを導入することで追加することができるドライブで、OSアプリケーションからは物理的なドライブ装置と同じように取り扱うことができる。あたかも本物のドライブアクセスしているように、マウントしたファイルの中身を読み書きすることができる。

仮想的な「ディスク」としてセットできるのは特殊な形式のデータファイルで、ISO 9660形式の光学ディスクの中身をまるごと写し取ったISO形式(.isoファイル)や、それぞれの仮想ドライブソフトの独自形式のファイルを利用することができる。

CDDVDの中身を丸々ハードディスクSSDにコピーしておけば、本物のディスクがなくても必要に応じて仮想ドライブにそのディスクセットすることができる。ソフトウェアコンテンツの中には光学ディスクから読み込まないと正常に動作しないものがあるため、ファイルとして管理することでディスクの保管や交換の手間が省けて便利である。

(2022.5.19更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる